11月に入り、奈良では「春日若宮のおん祭り」のちらしが並びはじめました。

日本最古の文化芸能のお祭りである行事で、
今年で877回目を迎えます。
12月17日の1日だけ春日若宮の神様がお旅所へと降りて来られて
雅楽や競馬などをお楽しみいただくというもの。
今年も12月15日（木）〜18日（日）まで行列やお渡り式などが行われます。

是非、見ていただきたいのが「遷幸の儀（せんこうのぎ）」。
12月17日午前0時に若宮の神がお旅所へと渡られる儀式です。
神様が渡られる時は、ビデオ撮影、写真撮影は一切禁止で、
明かりは月の光だけ。
太鼓の音そして、暗闇の中で「ヲーヲー」という人々の声。
2本の大きな松明の燃えさしで神の為に作られた道を通って降りて来られます。
なかなか言葉では説明しにくい儀式ではありますが、
是非とも1度はこの神秘的な儀式にご参加ください。
その時はどうぞ暖かくしてお越し下さい。
写真　：　御旅所