「HOUSE HOTEL PROJECTの始まり」
16.01.12
日本には、その地その地の風土、文化、生業に深い関係を持つ
伝統的な木造建築物が存在します。
それらは、その地の個性となり、
人々の暮らしに寄り添い、親しまれてきました。
残念なことに、昨今、それらの建物は、時の流れにより老朽化し、
また、暮らしの変化により暮らしにくいという理由で建て替えられ、
年々、急激に減ってきています。
そのことにより、
意匠が優れているものや統一された美しい景観が失われ、
町の個性が失われつつあるのが今日の日本の現状です。
「HOUSE HOTEL PROJECT」は
伝統的な建物の改修及び活用を行ってきた紀寺の家と
日本の工芸再生を使命とする中川政七商店が
伝統的な家を大切に守ることを目的として設立した協同プロジェクトです。
各地に眠る伝統的な家。
そこでのこれからの暮らし方は、
1つだけではなく無数の形があると考えます。
今の時代をリードする企業ブランドが
その地域の伝統的な建物でのこれからの暮らしを探り、
その家に住まうように泊まることができる。
そして、伝統的な建物の価値を再認識し、
大切な個性が町に残されて行く。
そんな願いを込めて、
2016年1月21日より「HOUSE HOTEL PROJECT」は始まります。
HOUSE HOTEL PROJECT
HOUSE HOTEL PROJECT facebook
写真:「縁側の町家」にて