町家紹介

奈良の大切なもの宿にしました。

約百年前、奈良市紀寺町に生まれた5つの町家。
一度は取り壊されそうになったこの建物を、
再び住まえるように手を入れました。
町家の住人となって、この地で採れたものを食し、
この地に根づいた文化を楽しむ。
「今の町家暮らし」を知っていただきたい。
奈良の町家に生まれ育ち、今なお住み続けるからこそ、
大切にしたい想いがあります。

前庭の町家

玄関に小さな前庭、和室の奥にも中庭がある、緑豊かな町家です。
木漏れ日が揺れる書斎は、ゆったりと過ごせる掘りごたつ式となっており、書き物や読書が進みます。
大正時代に建てられた、二戸一棟の長屋の内一つです。

通り庭の町家

玄関から中庭へ縦に伸びる土間と部屋がある、奈良の典型的な間取りをしています。
和室や土間、板間とそれぞれの空間に腰をかける場所があり、朝から夕へ、移ろいゆくさまざまな光の景色を眺めながら過ごすことができます。

角屋の町家

石畳の路地から入ると、小さな前庭が出迎えます。
光や風がたっぷりと届く、中庭に面した縁側がある広々とした和の空間と、寝室であるモダンな土間の空間。
異なる雰囲気をお楽しみいただける町家です。

三間取りの町家

明治の終わりに建てられた二戸一棟の長屋の内一つであり、一続きの間取りの奥、中庭のささやかな緑が部屋を彩ります。
こぢんまりとした造りながら格子や中庭があり、町家の魅力が詰まっています。

縁側の町家

紀寺の家では一番広い町家で、有形文化財に登録されています。
玄関や床の間の横の違い棚、二間続きの縁側があるなど、広く空間を使った造りをしています。
夜は敷布団でお休みいただき、昔ながらの町家暮らしを送っていただけます。